2015年2月16日月曜日

宗教で生活上の諸問題は解決する?

 宗教を信じれば病気が治る、離婚の危機が回避できる、子供の不登校が治る、いじめがなくなる、ウツ病が治る、事故に遭わない、天災で大勢が犠牲になっても必ず生き残るなどと言う人がいますが、それは宗教のおかげですか? それとも単なる偶然でしょうか?



 出来事の因果関係を宗教との関わりで考えても、あまり有意義な答えは出てこないと思います。

 宗教は出来事に「意味」を与えるものです。宗教を持つ人は目の前に起きた出来事を、宗教を通して解釈します。その結果、宗教で病気が治った、不登校が治った、精神病が治った、事故にあうところがあわずにすんだ…という話になるのでしょう。

 同じ出来事であっても、宗教を持たない人にはそれは偶然、あるいは単なる幸運や不運。しかし宗教を持つ人は、それを必然だと考えるのかもしれません。

 どちらが正しいかではなく、同じ出来事をどのように考えるかという問題です。

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