聖書に書かれている年代を合計すると、世界の創造から現在までだいたい6千年前後になるそうですね。しかしこうしたことを文字通り歴史的事実だと主張しているのは、キリスト教の中でも根本主義や福音派のごく一部です。
キリスト教信仰の中心はその名の通り「イエス・キリスト」にあるのであって、天地創造が何年前のことであろうが、じつはどうでもいいことなのです。イエス・キリストが存在しなかったとか、イエス・キリストの歴史性が否定されたとなればキリスト教の根幹に関わる大問題ですが、天地創造が6千年前であろうと、45億年前であろうと、80億年前であろうと、150億年前であろうと、そんなことはほとんどのキリスト教徒にとってどうでもいいことです。
なお聖書にもとづいて「世界は6千年前に創造された」とか「人類の歴史は6千年だ」と主張する人たちは、科学者たちが提示する科学的な資料を認めません。それらは無神論者たちのでっち上げであって、そうした捏造された証拠を取り除いてしまえば、地球の年齢がもっとずっと若いことは明らかだと考えているようです。
こうした人たちが、世の中の主流派の科学に対抗して作り上げたのが「創造科学」です。
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