第二次大戦中に兵役を拒否したキリスト教系団体は、エホバの証人だけではありません。日本でもホーリネス系の教会が戦争に反対して大勢が投獄され、殉教者も出しています。アメリカではメノナイトやクエーカーが兵役を拒否し、社会奉仕活動などに従事しました。
しかしほとんどのキリスト教会が戦争協力の道を選ぶ中で、あえて兵役拒否の道を選んだエホバの証人は立派だったと思います。
なお戦前日本にあったエホバの証人の団体「灯台社」と、戦後日本で活動しているエホバの証人の間には歴史的な連続性がありません。戦前の灯台社の代表で、戦争中に投獄されても信仰を捨てなかった明石順三は、戦後アメリカのエホバの証人に疑問を持って質問状を出し、結果として組織から排除されてしまいました。
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