2015年2月16日月曜日

白人は有色人種のキリスト教徒を認めない?

 白人のキリスト教徒が有色人種を差別するのは、相手が有色人種だからでしょうか? それともキリスト教徒ではないからでしょうか?



 人種差別の問題と、宗教による差別の問題はまったく別の話です。

 アメリカの黒人奴隷やその子孫はキリスト教徒でしたが(そこから黒人霊歌が生まれ、ゴスペルが生まれました)、つい最近までひどい差別を受けていました。

 人種差別があったからです。

 アメリカには白人も黒人も黄色人種も仲良く礼拝を守っている教会がたくさんありますが、そんな教会の中から「イスラム教は悪魔だ」といった発言が飛び出すことがあります。

 宗教差別があるからです。

 人間はありとあらゆる理由で、自分たちと違った人間を差別し、排除しようとします。こうしたメカニズムは、学校や職場でのイジメなどでも見られるものです。

 差別の理由は、なんだっていいのです。

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