2015年2月16日月曜日

キリスト教徒になるための条件は?

 キリスト教の教会に行きたいと思っている中学生です。

 家族に相談したところ了解してくれたのですが、家は仏教なのでキリスト教の決まりをまるで知りません。キリスト教で洗礼を受けたいと思ったときなど、家の宗教などが障害にならないでしょうか。



 キリスト教徒になるための条件はゼロです。誰でもどんな人でも無条件に、信仰さえあればクリスチャンになれるというのが大前提です。ただし教会によって細かな決まり事がある場合もありますので、これから通う教会で牧師先生などにお尋ねになってみてください。

 教会に最初に行くときは手ぶらで構いません。聖書も賛美歌も全部教会で貸してくれます。献金用に少しばかりの小銭を持って行くといいですね。100円玉ひとつで十分です。教会によって礼拝の時間が異なりますので、事前にそれだけ確認しておいてください。教会が近ければ入口にある礼拝時間の案内を見ればOKです。少し遠い場合は電話で確認してください。

 日本のクリスチャンはほとんどみんな(長崎のカトリックの一部を除き)、明治期以降のクリスチャンです。家の宗教は仏教で、お墓はお寺にあり、仏壇や神棚があるという家庭も多いですよ。このへんは日本の教会独特の問題でもありますが、あまり悩む必要はありません。洗礼を受ける場合は受洗講座があると思いますので、その際はまた改めて牧師先生にいろいろ細かな点を尋ねてみてもいいでしょう。

 あとひとつ注意点ですが、プロテスタント教会の中には少数ながらカルト化しているところもあるようです。

 教会に通い始めて「これはちょっとへんだ」と思ったら、すぐに通うのをやめて他の教会を探すようにしてください。「キリスト教というのはこういうものか」「教会というのはきっとこういうものなのだろう」など思わずに、自分の直感で判断することが大事です。不安であればネットで誰かに相談するのもいいと思います。

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