キリスト教人口が1%未満という日本では、「レントって何ですか?」「イースターって何ですか?」「カーニバルというのは仮装行列のことなんじゃないの?」ぐらいの意識だと思います。
そもそもカーニバルは教会外の世俗のお祭りなので、教会ではそれについて何も教えません。灰の水曜日の前日に特別に何かを食べることが、教会から指導されたり教えられたりすることもありません。たぶんパンケーキ・チューズデーを知っている日本人なんてほとんどいません。
商魂たくましい日本人たちは、キリスト教の暦と連動させてクリスマスやハロウィン、バレンタインデーを商売に結びつけてがっちり儲けてますが、カーニバルやイースターは毎年日付が動きますから、あまり商売に結びつける気が起きないみたいです。同じ時期に日本にはお花見があり、ゴールデンウィークがありますから、わざわざイースターがらみで商売をしなくても間に合っているということはあるのかもしれません。
いずれ誰かがカーニバルやパンケーキ・チューズデーを日本に輸入するかもしれませんが、これは結構工夫が必要だと思います。バレンタインデーのように、何かしらアレンジは必要でしょうね。
ちなみにブラジオのリオのカーニバルをまねて毎年「浅草サンバカーニバル」というイベントが行われていますが、これは例年8月に行われています。ぜんぜんカーニバルじゃないんですけど、要するに日本人の意識はその程度です。
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