ユダヤ人は1世紀のユダヤ戦争で祖国を失い、その後世界中に散らばって、行く先々で差別を受けてきました。そこでユダヤ人は知恵を絞ります。
資産家は何かあると財産を没収されてしまうので、世界各地に金融資産を分散して投資するようになります。こうして国際金融の分野で、ユダヤ人が力を持つことになりました。
ユダヤ人は迫害があれば全財産を没収されて、身ひとつで逃げ出さねばなりません。持ち出せる財産はごくわずか。そこでユダヤ人たちは、子供の教育にものすごく熱心です。勉強で身に着けた知識は、他の財産のようには奪い取ることができないからです。世界人口におけるユダヤ人の割合は微々たるものですが、学問や芸術の世界でユダヤ人が占める割合は大きなものになっています。
ユダヤ人が身に着けているものに、起業家精神があります。言葉も通じない外国に身ひとつで放り出されても、僅かな元手で商売を始めます。そして失敗したらすぐやめて、また新たに別の商売を始める。ユダヤ人は成功するまで、ひたすらトライ&エラーを続けるのです。この結果、世界的な大企業にはユダヤ人が起業した会社がとても多いのです。
ユダヤ教はあまり関係ないと思いますし、ユダヤ人が遺伝的に優秀だとか頭がいいという意見には疑問を持ちます。ユダヤ人の優秀さは民族性であって、特に東欧系のユダヤ人(アシュケナジ)はポグロムやホロコーストを逃れて新天地に渡った人も多く、こうした人たちのたくましさは驚くばかりです。
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